純度100%の梅肉エキスの作り方は、青梅を砕いて種を取り除き、果肉を搾って果汁にし、その果汁をじっくり時間をかけて煮詰めていくだけ。言葉にすれば簡単な作業です。でも、そこにはいろんなこだわりや初代から続く伝統の技術、そして受け継ぐ想いと願いが詰まっています。

当店の梅肉エキス（梅エキス）は、約80年も受け継がれる伝統製法で、20時間以上もの加熱時間をかけて作っています。青梅1kgからわずか20gしか作れない希少品です（＊町内の梅エキス専門店で作ってもらっています）。

梅を煮詰める過程で形成される、「ムメフラール」と「クエン酸」という成分が梅肉エキスに含まれています。ムメフラールは、血流が原因で起こる疾患に良いとされている成分で、最近の研究では感染予防と蔓延予防に効果があることが分かっています。クエン酸には疲労物質や脂肪を分解する作用があるといわれています。

梅肉エキス（梅エキス）

伝統の製法で20時間以上も加熱して作る純粋な原液の梅肉エキスです。梅肉エキス80gを作るのに、なんと約4kgもの青梅が必要です。ご家庭で作られたことのある方は 「え？これだけしか出来ないの！？」と驚かれることも。それだけ梅肉エキスには何日もかけてじっくりと煮詰めた青梅のチカラがギュツと濃縮されています。

梅肉エキスはとてもすっぱいので、ハチミツと混ぜたり、それをお湯に溶かしてドリンクにしても飲みやすくなります。黒砂糖やオリゴ糖を混ぜて子供に飲ませている方もいらっしゃいます。

梅肉エキス粒

梅肉エキスのすっばさが苦手な方はこちらの粒タイプがおすすめです。お水で飲んでも、そのまま噛んでもお召し上がりいただけます。梅肉エキスにお米の粉と蜂蜜などを加えて酸っぱさを少し抑えめにしています。噛みやすいように少しだけ柔らかめにしています。

和歌山産の良質の青梅のみを選び、その種を取り除いてしぼりとった果汁を長時間にわたってじっくり煮詰めて作りあげた純梅肉エキスを素に、自然の素材ばかりを用いて粒状にしているので、安心してお召し上がりいただけます。

紀州梅苑で扱っている青梅は全て、自家農園で作っています。お店のすぐ隣にある平地の農園と、お店から少し離れたところにある山の中にある農園です。冷凍梅もこの自家農園で採れたものを使っています。

南高梅を育てているのは、和歌山県知事より「エコファーマー」認定を受けている、当店の店主である坂本 利廣（さかもと としひろ）。「自社で責任を持ってお客様にお届けしたい」をコンセプトに、生産から加工、出荷まで全て自分たちの手で行っています。

	店主は、環境に優しい農業を策定し、実践するために、土づくりを基本に、農薬と化学肥料を減らす努力をし、知事から認定を受けた農家である「エコファーマー」です。